るんぺんパリ【RunPenParis】

詩・詩集・ことばをデザイン・アート・写真 るんぺんパリ【RunPenParis】 以前は「Kマーホ」の名で活動(1999-2002)、詩集「トイレの閃き」「テレビジョン」「おしりとサドルが あいますか」「マガサス星人」「コールサック」「眠立体」6冊の詩集を出版して活動休止。 令和元年(2019)に、「るんぺんパリ【RunPenParis】」の名で活動を再開。 三重県伊賀市(旧上野市)出身 静岡県在住

2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧

桜の予定。

サクラは秋に咲く予定は、ありますか。桜の木の下で、ちょっと問い合わせて見ました。はっきりした返事は無かったんですが、春にこだわってる感じも無かったような気がします。まあ僕も秋に桜が咲いたら何かが変わる気がするからという軽い気持ちで聞いただ…

黄色い鳥。

黄色い鳥は本当にいるのかな。いると思っていたけど、もうこんなに大人になったんだけど、見た事は無いよ。ふとした時に見つけた100円玉は、早く拾わないと、誰かに先に拾われてしまう気持ちから、体が早く動作を始めるのは、無意識だよね。いつか、何も気に…

芋けんぴ。

殺意を込めた芋けんぴは、鋭く固く襲いかかる。サツマイモに生まれた時から田舎もんと言われる事は慣れていたはずなのに、どうしても都会に出て有名になりたかった。その為に頭を柔らかく、見た目はスイートに、香りは甘く生きて来たが、その内に自分らしく…

妖怪。

人工爆発した紙袋の山。その山は手つかずの山で誰もその山の事を話そうとはしない。言い伝えによると、紙袋とは人の欲求を満たした後の末路の魂が成仏できずにくすぶった紙の堪忍袋らしい。その紙袋の山には妖怪が生まれ、どんどん大きくしていくと言う噂も…

ご馳走様。

三重県にある 伊賀市(旧上野市)の 依那具という地区に 城ケ丘住宅と呼んでいた 市営団地がある 汲み取り式トイレの 換気筒が立ち並び 住宅が5~6軒つながった 平屋の長屋住宅が 数十棟あり 2階建て長屋住宅も 一棟あった るんぺんパリは 小学生の頃に そ…

横顔。

太陽の横顔は向日葵の横顔という事で、夏の自由研究はまとめた。意外と向日葵は横顔が美人で、正面が不細工と言う意味じゃないけど、本当に美しいのは、向日葵の後ろ姿だった。僕も向日葵の横に並んで後ろ姿で、向日葵と手をつないだ。僕より背が高いけど、…

お祭り。

仮面の街の金曜日はお祭り気分だ。今日は、いつもとは違う仮面をかぶる事が伝統になっている。とても派手な仮面を選ぶのもいいけど、少し落ち着いた仮面を選ぶのも金曜日の魔法だと信じている。ただその伝統も変わりつつある。土日が休みに加え、金曜日も休…

鍵穴。

誰かの気持ちの鍵穴がどこまで同じなのか。鍵の街には、そんなポスターをよく目にする。鍵穴を間違うなんてありえないぐらい、自分の鍵穴を理解している、この街は、時折、鍵が開かないなんてトラブルが起こる。鍵が鍵穴に入ったけど、回らないなんてのは、…

はさむ。

人生を成功したクリップは、もうクリップとして働かくてもいいらしい。そのクリップの夫婦は、いつ見ても綺麗にしていて、ゴールドに輝いていた。もうクリップとしては、何かをはさむ事は無くなったけど、クリップとしての誇りはいつまでも維持して行きたい…

化石。

奇妙な化石が発見されたんだ。自転車の化石だけど、前輪は時計になっている。時刻は12時の20分前になっている。自転車の形からして古くは無いタイプらしい。この前輪の時計は何を意味しているのだろうか。この化石が見つかった場所はレンガの場所だった。一…

鉄の考え。

錆びる準備は出来ている。目の前に現れた誰かは分からない知り合いが話しかけて来た。その騎士の鎧を着た誰かは分からない知り合いは、やる気満々で錆び尽きようと考えていたが、見るからに動きにくく、扱いづらい。錆びるのは鉄の考えだ。人は錆びる考えで…

最善。

透明に行きついた理由を、クラゲさんに聞いてみた。まず透明と言っても、無色透明では無いらしい。そこはするどい目で、ゆっくりと揺れながら、光を出して表現してくれた。元々はカラフルな生き物だったクラゲさんが透明になったのは深い海に行ってからで、…

天気。

空の台地が鳥の陸地で、海は鳥にとっては、未知の空だとしたら、鳥は海を見て、空の天気を気にしているのかも知れない。人の台地は、空が台地の鳥にすれば、それは、深く潜れない大きな海かも知れない。天気がいい日に洗濯物を干す人々に、鳥たちは海の天気…

早起き。

今日は早起きして、初めて家族みんなで映画を見ました。 映画「SABAKAN」サバカン みんなで感動して、今は家でまったりしてます。

次はウチ。

朝起きたら、近所の人達が進化していた。どう見ても人では無い獣になっていたが、やさしそうな雰囲気は鼻の長さで伝わってきた。少し話しかけようかと思ったけど、話しかけて良さそうな雰囲気では無かった。静かに写真をとって、今起きてきた家族見せてあげ…

正方形。

地球は正方形だよ。目の前に現れたリスが話かけてきた。そして、正方形だから上下左右なんて考えは無いんだよ。宇宙がたまに転がすんだ。季節を変える為に。ひっくり返した時は、空が海になるんだ。リスは最後にこう言ってきた。遠くで見過ぎだよ、地球は近…

かくれんぼ。

暑い日の蛍は、どこへ行ったのだろう。太陽がカラカラまで出し切った汗は、大地に融け込んで何を生み出そうとするのだろう。とても気まぐれに強弱をつけた日々を繰り返し今日も明日へ、今日も明日へと進んでは、大きな実りが生まれる。その実りが太陽と座り…

戦争という言葉は誰が作ったんだろうか。

戦争という言葉は誰が作ったんだろうか。ひらがなで四文字の少ない言葉。誰が戦い、誰が争うと戦争と言う言葉が出来上がるのか。この言葉が生まれるには卵があったはず、その卵を割ったのは誰なのか。その卵を温めたのは誰なのか。戦争という言葉を生み出し…

お弁当。

清楚な青空の大好物は人だ。あの落ち着かない海が大好物なのも人だ。その人を育ててる台地は、同じような人しか出て来ない、この世界に飽きてきた。頭をかきだした、3人は人を攻撃し出した。みんな同じお弁当が出来上がった。人は強い。それぞれに同じお弁当…

信号。

信号は堂々と笑ってた。誰もが信号に従い言う事を聞くからだ。信号を無視したらどうなるかは、賭けになる。信号が変わる時、何かがアクセルを踏みだす。運命は信号にかかってる。赤に興奮する。黄色に心が揺れる。青色に安心しながらも、時間を気にしてる。…

大好物。

この間、自然と集まった。それぞれの大好物を話す事になった。空の大好物は人だった。海の大好物も人だった。人の大好物はそれぞれでまとまらなかった。陸の大好物は、もう人に食べられて少なくなった。自然と集まって知り得た大好物は、人に関係する、とて…

おみやげ。

台風8号を避けるように、早めに家族が帰省先から帰ってきた。 これが最高の家族からのおみあげ。 小説「野良犬イギー」! 大好きなイギーの話が読める。 コーヒーガムを用意してから読む事にしよう。

みかんの むくちな きもち

みかんがとても素敵に見えたのは、段ボール箱の中で詰め詰め状態のみかんの奥でカビにまみれた、みかんを数個見つけた時だった。この数個は、とても多くのカビに包まれ、もう捨てられるしかない状態だった。そして気になった事が一つ。このみかんは英雄なの…

君の骸骨。

真っ白な骸骨なんて転がるほどあるんだ。それじゃ誰が誰か分からないのは当たり前な気がする。単純に白か黒で決める世界があると教えた人がいたとしたら、それはクソな考えだと思う。こんなに沢山の色が溢れてる世界で、白か黒かなんてクソくらえだ。さて、…

夏休み。

朝顔のクラクションは最高だよ。友達のトランペットと立ち話で久しぶりに盛り上がった。朝顔はトランペッターとして世界では知られていなかったけど、最近は、その朝焼けのように気まぐれに出す朝顔のトランペットのクラクションが有名になった。チケットは…

るんぺんパリのNewアート作品集「やさいに つめる にくえらび」

るんぺんパリのNewアート作品集「やさいに つめる にくえらび」が8月7日に発売になりました。今年2冊目のアート作品集で、るんぺんパリロゴアートを含め94作品(P101)が詰まっています。

るんぺんパリの夏休みのつぶやき【アスパラガス】

るんぺんパリの夏休みのつぶやき アスパラガス、それを、どうやって食べるかは、明日でいいかな。あまりスジとか細かい事は無しで、どこが美味しい部分なのかとかは、好みと言う事で、あとは湯で具合だけど、そこはきちんとしながら、ちょっとズラして見れば…

るんぺんパリの夏休みのつぶやき【揺れない水面】

るんぺんパリの夏休みのつぶやき人生とは脳と遊ぶ事だよ。とても静かに揺れない水面を見て、揺らしたくなるのが、本当の気持ちなんだ。自分の言う事なんて真実じゃ無いんだ。本当は脳が知ってる。脳が、Noと言えば、問題なく正解だよ。

るんぺんパリの夏休みのつぶやき【小さなポスト】

るんぺんパリの夏休みのつぶやき 僕が知ってる犬は無邪気で自由だ。なのに仕事で使われる犬はとても小さなポストに入ってお手紙を待ってる。本当の犬は、不審者には吠えるし、美味しい物には飛びつくんだ。人が思ってる犬と同じにしないで欲しい。

るんぺんパリの夏休みのつぶやき【異常気象】

るんぺんパリの夏休みのつぶやき たんぽぽの綿帽子は、じぶんでは何一つ飛べない。飛んでいくには大きな強い風が必要だ。最近の異常気象はとても激しい風を吹いてくれるけど、当たり障りの無い笑顔を出す人ににも、吹いてくれないかな、笑えないぐらいの風を…