るんぺんパリ【RunPenParis】

詩・詩集・ことばをデザイン・アート・写真 るんぺんパリ【RunPenParis】 以前は「Kマーホ」の名で活動(1999-2002)、詩集「トイレの閃き」「テレビジョン」「おしりとサドルが あいますか」「マガサス星人」「コールサック」「眠立体」6冊の詩集を出版して活動休止。 令和元年(2019)に、「るんぺんパリ【RunPenParis】」の名で活動を再開。 三重県伊賀市(旧上野市)出身 静岡県在住

特別な日のように始まり 年が明け

 年が明ける前と、年が明ける後で何かが変わるかというと、変わって欲しいような気がする。月日の変わりに何かが変わって欲しいけど、全然変わってくれないのが現実で。

 好きな人はいますか?いなければ別に探す必要は無いと思うけど、誰かを好きと言いうか何だか気になるという気持ちは、すばらしい気持ちだと思うんだ。もう理由なんてのは確実に答えられなくていいんだと思う。

 好きとかじゃなく気になる人に会いたくなった事が、遠い日にあったよ。東の御旅所で二回ぐらい会ってもらったんだ。その子はこの街の進学校に通ってて、僕から会って欲しいとお願いをした、電話はいつかけても、勉強を少し横に置いて話してくれた。

 東の御旅所は門があって、ほとんど二人きりになる場所だった、二回ぐらいだけど一度は近所のおばあさんが入って来たけど、気を使ってくれた。

 実は何を話したかは覚えていないけど、その子の時間の都合に自分を入れてくれた事がうれしかったけど、どこか悪い気がしてきて、たったの二回で会う事をやめた。

 その子がとても不純物の無い水のような存在だったから、ただそれだけで、自分が不純物になってしまいそうな気がして、もう会わなかった。

 たった二回ほど会っただけなのに、何かが残るのは、どこか必要な存在だったと思うんだ。だから、その感覚を大事にする必要があると感じてしまう、それは相手側が何も気にしていなくても、何かをもらったような気がする。

 これまで出会った人達は、何かを自分に渡してくれて、そして去っていたし、自ら去ったのかもしれない。それはこれから重要な所で必要になってくると思うんだ。だから、すべての出会いに意味を感じる必要がある。意味なんて無いかもしれないけど。

 

f:id:RunPenParis:20210101180605j:plain

 

画像は「一刀彫 結」さんに、るんぺんパリのロゴを使ってデザインして作成して頂きました。

一刀彫 結

凛九メンバー(伝統工芸の女性職人9名からなるグループ)

link-kougei.com

常若メンバー(三重県を中心に活動をしている伝統工芸を担う若手職人のグループ)

常若-tokowaka- - 常若-tokowaka-