消耗品は、過ぎた時間。もう過ぎた時間の事を思い出すし、覗いてしまうし、見せてしまおうとする。退屈なのかもしれない、それも未来に。いつまでもいつまでも退屈だと過ぎた時間の跡を見ては、ぼんやりと工作で作った物の最後の仕上げのニスが乾いても、まだ手をつけようとするんだ。好きな色はラムネ色だった。でもそれじゃあ目立たないから黄色をつけた。またもう一つと赤を入れて、じゃあ緑と青も。個性はこの後もつけ続けて最後は真っ黒にした方が一番目立つ事に気がついた。じゃあその先はもう白しか無い。過去はカラフルなら、別にいいんじゃないかな。ただ気が付かない内に色が薄くなって、もう色の境目が無くなったら過去は捨てなくても覗けなくなるんだ。その時は絵の具を買うんだ、欲張らないで12色ぐらい、後は折り紙が欲しい、気持ちを立体にできる。それからそれから、春が始まる風は勢いよく過去の色を飛ばしてくれて、ぽかぽかの窓際で、レモンの炭酸水を飲んで洗濯物の揺れ方を見るんだ。ぼんやりとぼんやりと過去をのぞいて行くんだ。もっと未来のために