るんぺんパリ【RunPenParis】

詩・詩集・ことばをデザイン・アート・写真 るんぺんパリ【RunPenParis】 以前は「Kマーホ」の名で活動(1999-2002)、詩集「トイレの閃き」「テレビジョン」「おしりとサドルが あいますか」「マガサス星人」「コールサック」「眠立体」6冊の詩集を出版して活動休止。 令和元年(2019)に、「るんぺんパリ【RunPenParis】」の名で活動を再開。 三重県伊賀市(旧上野市)出身 静岡県在住

いい事があった

いい事があった 最初の「何ができるの」と言う言葉を 聞いたのは 2006年だったと思う あれから17年たって 「何ができるの」という言葉に 「何でもできます」という言葉を 迷わず出してもらえた事で 17年も考えていた思いに たどり着いた やっとたどり着いた 思い出せば2006年頃に この考えが生まれ 数年ぐらいでたどり着けるだろうと あまく見ていたのかもしれない 途中途中で「何ができるの」という言葉を 何度も聞いたけど いつも思う事は 出来ない事をさせてきた教育を みんな受けて育ってきているのに いざ新しい事を始めたいと言うと 「何もできないでしょ」が前提のような 「何ができるの」という言葉で あきらめさせて来る この言葉が出ると もうこの人とは話にならないと いつも感じてしまう 何もさせる気がない言葉だ この17年間 何をするのも初めての事ばかりだった この17年間以外も 生まれた時から 初めての事ばかりを 繰り返してきた なのに やりたい事が決まったら なぜか「何ができるの」という言葉が 邪魔をしてくるではないか これが大人が使う 人をダメにする 一番キライな言葉だ この言葉に勝つために 初めての事を何でも 何も言わずに自分の物に してきた この一年が一番無口に 頑張ってきた この日に このタイミングを 外したら もうチャンスは来ないと 昨日は寝不足だった 15時前に声がかかった いい話ですかと 声をかけた もういい話しかない雰囲気だった 色々と説明してくれた 推薦した時に 「何ができるの」と聞かれたらしい 「何でもできるから」と答えてくれたようだ やっとうれしい言葉が聞けた 「何でもできるから」 最高のいい言葉を やっともらえた お金じゃない 最高の言葉で 思いが17年目に叶った ありがとうございました。